PRESIDENT BLOG

フクール
社長ブログ

ITで地域と企業を元気にする会社、株式会社フクールの福崎です。 役にたつ情報・・・・も少しはあるかもしれませんが(笑)、だいたいが他愛もない事だと思います! もし、良かったら読んでください。

株式会社フクールの社長ブログです
フクール社長のひとり言

ワークライフ…

働き方改革やワークライフバランスって言葉にずっと違和感があるんだけど、世の中にはもうすっかり定着してますね。

IT屋さんとして、少し感じていることを…

まぁ、独り言なんで気にしないでね(笑) 

働き方改革、ワークライフバランス。この二つの言葉は「働く時間を短くすること」と、捉えられている人が多いような気がします。

働く時間(ワーク)を短くできれば、自分の人生(ライフ)が充実出来るってことかな?

本当か?

自分の人生(ライフ)を充実させるのは、働く時間に関係あるのか?

極端な話、5時に仕事が終われば、全員幸せか?

こんな事を思っていると「自由」という言葉について考えてしまいます。

自由と言えば、尾崎豊(笑) 

冗談(笑) 

日本で「自由」という言葉を、現代のように利用されるようになったのは、福沢諭吉さんが西洋の「Freedom」や「Liberty」を「自(みずか)らをもって由(よし)となす」と、訳したのがその始まりと言われています。

著書『学問のすゝめ』でも、

「人の天然生まれつきは、繋がれず縛られず、一人前の男は男、一人前の女は女にて、自由自在なる者なれども、唯自由自在とのみ唱えて分限を知らざれば我儘放蕩(わがままほうとう)に陥ること多し。

即ち其の分限とは、天の道理に基づき人の情に従い、他人の妨を為さずして我一身の自由を達する事なり。

自由と我儘(わがまま)との界は、他人の妨を為すと為さざるとの間にあり。」と自由を表現しています。

天の道理に基づいて、『自らの意思や考えを行動の由(理由)とすること』ですから、自らの意志や考え、理想を持っていないと自由ではいられないということなのでしょう。

ということは、自由は自分の意志が決めることであり、学生だからとか大人だからというわけではないんだろうな。

先日、マイナビさんから最近の就活生の、考え方の傾向を聞きました。結構の割合で、『自由に働きたい』ということを言うらしいです。

リアルに「ワークライフバランスが充実している所」を希望されるらしいです。

どんなライフを生きたいのか、自らの人生をどう生きたいのかという事がない限りは、ワークの時間がどんなに短くても、充実しないんじゃないかな。

私は、ワークとライフはバランスで考える対立した概念ではなく、ワークもライフの一部だし、ワークの時間を通してライフは高まっていく、共にある統合された概念だと思っています。

ワークライフインテグレーションとでも言うのでしょうか。

明日から、採用活動が本格化します。

「自らをもって由となす…」

『自分の理想の姿に向かって、行動、努力するような働き方がしたいです!』という学生が多ければと祈るばかりです!