社長ブログ
ITで地域と企業を元気にする会社、株式会社フクールの福崎です。 役にたつ情報・・・・も少しはあるかもしれませんが(笑)、だいたいが他愛もない事だと思います! もし、良かったら読んでください。
あまりにもお粗末な事件・・・
データの世紀、データエコノミー、GAFA、GDPR、個人情報保護法の改正など、昨今、情報管理に関する話題に事欠かないくらい、市場の意識が高まってきている感覚だったのに、あまりにもお粗末な事件が起きてしまいました。
神奈川県で、行政文書を保存したハードディスク(HD)が廃棄処理を請け負った業者から流出するという事件。
廃棄処理を行う企業の元社員が、当該ハードディスクを持ち帰って、ネットオークションで売却していたと。
しかも、そのハードディスクを落札した人によると、簡単な復元ソフトで情報にアクセス出来たと。
ここまでのお話、同じデータや情報、情報機器を扱う者として感想を言うと、全部お粗末というしかないですね(笑)。
「お粗末」以外の言葉が見当たらない。
なんでこんなことになったのか?なんでこんな会社がデータ消去作業を受託出来たのか?そもそもデータ消去されてもいないし・・・
なんなんだろう。もっと、しっかりしようよ!ってか、基本的なことでしょ。
と、思っていたら、今度は別のニュースが・・・
『クラウド障害、NTTデータ系「一部復旧困難に」』
なんやねん!なんで一部復旧困難なの?
今月の上旬に起きたNTTデータ系のクラウド障害。ここでも全国約50の自治体データがアクセスできなかったんだけど、さらに15パーセントのデータは復旧困難だということ。
こんな話が出てくると、また「クラウドは危険!」なんていう人も出てくるかも。
当社は、セールスフォースを始め、様々なクラウドサービスを提供していますが、このNTTデータみたいな事件、事故は一切ないからね。
セールスフォースのセキュリティやデータ保護(保全)に対する投資額は、半端ない。もちろん、GoogleやAmazonもそう。
NTTでも事故があったんだから心配!というけど、セールスフォースやBoxなどは、データを守るってことに対して、NTT以上にシビアに考えている。
この一件だけ見ても、時価総額ランキングTOP10は、アメリカと中国のデジタルジャイアンツばかりで日本企業は足元にも及ぼないことが垣間見える。
日本の大きな企業だから安全!は、もう通用しないんじゃないかな。
やっぱり、データというもの、セキュリティに対する考え方。何が安全なのか?
そういったことをもっともっと真剣に考えるべき時期なんだと思う。